前人未到の通算1500勝達成 羽生善治九段「将棋はいろいろ進歩の余地がある」
将棋界のレジェンド、羽生善治九段が、前人未到の通算1500勝を達成しました。
羽生九段は大阪市の関西将棋会館で対局にのぞみました。
中学3年生でプロ入りした羽生九段は、1996年に将棋の当時の7つのタイトルを独占。また、同じタイトルを規定の回数獲得すると資格を得る「永世称号」を2017年までに7つのタイトルで獲得するなど、将棋界をリードしてきました。
そして、16日午後9時ごろ、相手を投了に追い込んだ羽生九段は、前人未到の通算1500勝目をあげました。
対局後に行われた会見で、羽生九段は将棋の面白さを語りました。
羽生善治九段(51)「きょうはですね、大きな節目を迎えることができてよかったなあと。(将棋は)自分なりに何となくわかったとか発見があったとか、そういうところが時々あるというところが一番面白いところかなと思っています」
また、「将棋そのものはいろいろ進歩の余地があるもの」「これから先も自分なりに少しでも進歩して上達していけたら」と目標を語っています。