「ファイザー」国内治験データ厚労省に提出
アメリカの製薬大手「ファイザー」が、新型コロナウイルスのワクチンについて、審査のために必要な日本国内での治験のデータを、厚生労働省に提出したことが関係者への取材でわかりました。
関係者によりますと、「ファイザー」は、日本国内での初期の臨床試験の結果を厚労省に提出したということです。
ファイザーは先月、95パーセントの有効性が確認されたとする国際的な臨床試験などを提出しワクチンの承認申請をしていましたが、追加で国内の治験データを提出するとしていました。
承認に必要なデータを提出したことで、ファイザーのワクチンは、早ければ来月中旬にも薬事承認される見通しです。
日本政府は、承認されれば、年内におよそ7200万人分(約1億4400万回分)の新型コロナのワクチンの供給を受けることで契約を結んでいます。