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キスマイ千賀 いまだ続く嗅覚障害のつらさ

2021年2月1日 23:31
キスマイ千賀 いまだ続く嗅覚障害のつらさ

Kis-My-Ft2の千賀健永さん(29)が『news zero』のインタビューに応じ、新型コロナウイルスに感染した時の思いや、いまだに悩んでいるという後遺症について語りました。

■風味がわからない…初めて感じた嗅覚障害

千賀さんは去年11月8日、食事をしている時に味の風味がわかりづらい感覚になったといいます。

「元々、コロナウイルスの症状として嗅覚障害というのは知っていたので『これ、もしかしたら嗅覚障害なんじゃないかな』と思い、PCR検査を受けたところ、陰性だったんですよ」

異常を感じた翌日に検査を受けたところ、結果は陰性に。しかし、その翌日にも全くにおいがしないほど強い嗅覚の異常を感じたといいます。名古屋で出演予定だった生放送の番組をキャンセルし、再度、検査を受けたところ、陽性が判明しました。

「実際に名古屋に行って生放送(の番組に出演)していたら、たくさんの人に感染させていたかもしれないですし、移動中の新幹線の中でも感染させていたかもしれない。1人でも多くの人にコロナウイルスがかからなくてよかったという安心がありました。あとは、自分で闘っていけばいいという気持ちでした」

■自宅療養中にYouTubeで症状を自ら発信

療養中には自宅で撮影した動画をYouTubeで発信していました。ロースカツはソースをかけないとゴムをかんでいるような感覚になることや、ドーナツの甘みは感じるものの、においがわからず風味を感じないことなど、嗅覚障害の症状を伝えました。

「1人でも多くの人にこのコロナウイルスの脅威を伝えたいなと思って、YouTubeに動画を投稿させていただきました。メディアを通して発信できる人間が、実際にたくさんの人に情報発信できるなって思っていて。嗅覚障害の具体的な症状を皆さんに知ってもらって、1人でも多くの人が、感染したらこういう後遺症があるかもしれないという危機感みたいなものを持っていただけたらいいなと思って、投稿させていただきました」

■復帰してから2か月…いまだ続く嗅覚障害「臭いにおいに気づけない」

千賀さんは11月22日に活動を再開してから2か月以上たっていますが、いまだに嗅覚障害が続いているといいます。

「まだ完治していない状況なんです。発症してから1か月くらいは徐々に治っていって『このままいったら、しっかり完治するんじゃないのか』と思ったところから、あまり進展がないですね。自己分析ですけれども、60~70%は戻っていると思います」

嗅覚が戻っていないことで様々なリスクを感じ、つらい思いをしているそうです。

「においのわからない分野が何個かあるんですよ。ガスのにおいがわからなかったりして、火事に気づけなかったりとか、犬のふんのにおいがわからなかったりとか。臭いにおいとか気づけなかったりします」

■感染したから伝えたいこと「誰かの命がなくなってしまう可能性がある」

自身はつらい後遺症に悩まされていますが、若い世代には「人にうつしてしまう怖さ」を感じてほしいと、千賀さんは訴えています。

「自分も確かに後遺症があったりつらい思いもあるんですけど、(若い人たちに)完治する方が多いということなので、危機感がすごく緩くなっている現状が実際あるんですけど、自分の持っていたコロナウイルスが感染経路となって、高齢者の方にうつってしまった時に、その方が重症化してしまって誰かの命がなくなってしまう可能性がある。そこへの責任感をすごく強く持っていただけたらうれしいと思います」


【#感染したから伝えたい 経験談募集】新型コロナ「陽性」を経験された方へ・こんな経路で感染した・若い世代でもこんな「後遺症」が

緊急事態宣言が出た今だからこそ「#感染したから伝えたい」で投稿を。感染を広げないため大切な人を守るため、みなさんの体験談を『news zero』で紹介させてください。

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