東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森会長の発言が女性蔑視だと国内外から批判がでていることを受け、まもなく森会長が自ら会見し説明します。

森会長は４日午前、日本テレビの取材に「発言してしまったことについてきちんと対応したい」と話しました。３日に開かれたＪＯＣ（＝日本オリンピック委員会）の評議員会で、森会長は、女性理事の割合を４０パーセント以上にするという目標について、「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」「女性というのは競争意識が強い。誰か１人が手をあげて言うと、自分も言わなきゃいけないと思うのだろう。それでみんな発言する」などと述べました。

これに対し、国内外から女性蔑視だと批判の声があがっています。

森会長は４日午前、日本テレビの電話取材に応じ、「発言してしまったことについて午後からきちんと対応したい」と述べました。また、会長の職を辞任する考えはないとしています。

複数のオリンピック関係者は、「開催に対し国民の理解を得ていかなくてはいけない時期に、このような発言はやめてほしい」などと話しました。

一方で、別の関係者からは「これまで利害関係の異なる国、東京都、自治体、競技団体など複数の関係者をまとめてこられたのは、総理経験者の森会長がいたから」「バッハ会長らＩＯＣ幹部や経済界と強いパイプもあり、いま会長がいなくなると足並みが乱れる」との声も聞かれました。