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“入院患者が逃走”事例 全国16自治体で

2021年2月4日 23:15

新型コロナウイルスに感染し、入院していた患者が、医療機関から逃走した事例が全国で16の自治体であったことが、厚生労働省の調査でわかりました。

厚労省によりますと、調査は先月25日から、保健所がある全国155の自治体を対象に行い、137自治体から回答があったということです。

このうち、新型コロナウイルスで入院していた患者が医療機関から逃走した事例があったと回答したのは16自治体でした。新型コロナウイルスに感染した人に入院勧告を行ったものの、すぐに応じなかった事例(説得に応じて入院したものも含む)があったと回答したのは、77自治体でした。また、2つの自治体で、入院措置をしたということです。

一方、保健所による積極的疫学調査に協力しない事例が107自治体であり、このうち58自治体は、患者の発見や医療提供の遅れなどが生じたと回答したということです。