抗体検査 東京は9倍増も“集団免疫なし”
過去に新型コロナウイルスに感染したかを調べる「抗体検査」の2回目の大規模調査が行われ東京都ではおよそ9倍増加しましたが、現状で集団免疫はないことが分かりました。
厚生労働省による2回目の抗体保有率の調査は1回目の東京都、大阪府、宮城県に加え、愛知県、福岡県のあわせて1万5千人あまりを対象に去年12月に行われ、東京都で、0.91パーセント、大阪府で0.58パーセント、宮城県で、0.14パーセント、愛知県で0.54パーセント、福岡県で0.19パーセントとなりました。
東京都では去年6月の1回目よりおよそ9倍増加しましたが、厚労省は、「集団免疫には至ってない」としています。
田村厚労相「多くの方々がかかってですね、集団免疫という話では全然ない。引き続き、感染に対してご努力をいただかねばならない」
また国立感染症研究所は、陽性の検体を調べて抗体が実際にどの程度、防御機能をもつか検証するとしています。