福井・女子中学生殺人事件 名古屋高検、異議申し立てせず「再審」開始へ
2度目となる再審・裁判のやり直しが決定された38年前の福井市の女子中学生殺人事件で、名古屋高等検察庁は異議申し立てをしないと発表しました。これで、やり直し裁判が行われることが確定しました。
この事件は38年前、福井市の市営団地で当時15歳の女子中学生が殺害されたもので、殺人の罪で服役した前川彰司さん(59)が無実を訴えて2度目の再審請求をしていました。
弁護側は新たな証拠として当時、目撃証言をした男性が警察と取引をしてウソの供述をしたと主張していましたが、23日、名古屋高裁金沢支部は「無罪を言い渡すべき明らかな証拠」だとして再審開始を認める決定をしていました。