ワクチン日本に到着 きょう承認可否判断へ
日本国内初となる新型コロナウイルスのワクチンが12日午前、成田空港に到着しました。一方、厚生労働省の部会は12日夜、ワクチンの承認の可否を審議します。
およそ37万回分とみられるファイザーのワクチンの第一便が12日午前、ベルギーから成田空港に到着しました。この後、冷凍状態を維持して保管し、正式承認後、各地の拠点施設に輸送されます。
一方、このワクチンを承認してよいか審議する厚生労働省の部会は、12日午後6時から行われます。
ファイザーは治験で、新型コロナウイルス感染症を発症する割合を、95パーセント下げる有効性が確認されたとしています。
田村厚労相「(承認されれば)早急にですね、まずは医師の方から接種を始める体制で組んでいただいております」
田村厚労相は、12日朝の会見で「承認して差し支えないと判断されれば承認の手続きに入りたい」と述べました。
14日に正式承認し、来週、医療従事者への「先行接種」が始まる予定です。