東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の新会長に就任した橋本聖子参議院議員が自民党に離党届を提出しました。

橋本会長をめぐっては、自民党議員として会長に就任することには政治的公平性を懸念する声が出ていました。橋本会長は１９日午前には自民党を離党しない考えを示していましたが、１９日夕方、離党届を提出しました。

また、橋本会長は１９日午後組織委員会の職員に対し、会長として初めてのあいさつを行い、会長就任は「大臣を辞しても価値あるもの」と決意を述べました。

橋本新会長「東京大会をやってよかったと思ってもらえるような大会にすることが私のつとめであるとすれば、大臣を辞しても意味と価値あるものと決意しまして」

時折、感極まり声をつまらせながら話した橋本会長は「大会開催への支持率が低くなっていく」とした上で、「ワンチームとなりコロナ対策を講じて信頼される東京大会にするのが最大の使命」と呼びかけました。

このあと、橋本会長は、就任後初めて小池都知事との会談に臨む予定です。