高齢者“実車試験”スピード違反など対象へ
高齢ドライバーの事故対策として導入予定の免許更新時の実車試験について、警察庁は、対象となるドライバーの範囲を固めました。
来年6月までに導入が予定されている新制度では、75歳以上で過去3年間に一定の違反歴があるドライバーに対し、免許更新の際に実車試験を義務づけます。この実車試験が義務づけられる過去の違反行為として、警察庁は、スピード違反や信号無視など11種類の違反を対象とする方針を固めました。
警察庁によりますと、これにより、75歳以上のドライバーのうちおよそ7パーセント、年間で15万人以上が免許更新時に実車試験の対象となる見込みです。
不合格の場合、免許の更新はできませんが、更新期間内であれば、試験は繰り返し受けられるということです。