中学生5人が救助!用水路に高齢の男性転落
高齢男性が用水路に転落し、身動きがとれない状況に。偶然通りかかった中学生5人がとった行動とは。
今月3日の午後11時前、高松市の中学生5人が、学習塾から帰宅途中のことでした。
龍雲中学1年生・宮崎佑太さん(13)「(用水路を)見たら、自転車の車輪と車輪の間に、(高齢の男性が)座っていたから、びしょびしょで座っていて、歩けていませんでした。『助けてくれ』って」
道路脇の幅1メートル30センチ、深さ80センチほどの用水路に自転車ごと転落していた87歳の男性が――
5人は力を合わせ、男性を用水路から引き上げました。
宮崎佑太さん(13)「『寒いですか?』とか『救急車呼びますか』とか、いろいろ聞きました」
男性の体調を気遣いながら、冷静に119番通報しました。
当時の気温は6.3度。警察によりますと、救助されていなければ、低体温症などで命を落としていた可能性が極めて高かったということです。
そして12日、5人の姿は地元の警察署に。勇気ある行動に対し、「感謝状」が贈られたのです。最初に男性を発見した宮崎さんは、父親が警察官。将来の夢を語ってくれました。
宮崎佑太さん(13)「今回のことがあって、警察とかすごいんだなと。僕も警察官になりたいと思いました。たくさん人を助けられる警察官になりたいです」