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一夜限り“流れ星新幹線”願い乗せ九州縦断

2021年3月15日 19:24
一夜限り“流れ星新幹線”願い乗せ九州縦断

夜の街を走る一筋の光。すると、光の束が現れ、明るく街を照らしていきます。

この光の正体は新幹線。JR九州は14日夜、九州新幹線の全線開業10周年を記念して、一夜限りの特別列車を運行しました。その名も「流れ星新幹線」。

車両に特殊な照明機材をのせ、色とりどりの光を放ちながら、鹿児島から福岡まで、九州の街を流れ星のように駆け抜けていきます。

新幹線の外装や車内には、全国から募集した願いごと777点を施し、人々の夢や希望を未来へとつなげる決意が込められています。

沿線の鹿児島県では、小学生が竹灯籠に願いを書いて見送り。熊本県では、高校生が願いごとを書いたランタンを夜空に放って願いを託しました。最後の福岡県では、流れ星新幹線と花火が共演。光と花火のショーで、およそ2100人を魅了しました。

一夜限りの流れ星新幹線。今後は照明を外してお客さんを乗せ、ラッピング列車として、15日から5月28日まで運行されます。