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国連事務総長が声明「ワクチンによって光」

2021年3月12日 6:59

WHO(=世界保健機関)が新型コロナウイルスのパンデミックを宣言してから1年を迎え、国連のグテーレス事務総長は、「ワクチンによってトンネルの先に光が見えている」とする声明を発表しました。

グテーレス事務総長は11日の声明で、「パンデミックから丸1年が経過し、世界は苦しみの津波にさらされた。多くの命が失われ、経済は崩壊した」と述べました。その上で、「ワクチンによって、トンネルの先に光が見えている」と、ワクチンの普及が進んでいることを歓迎しています。ただ、ワクチンがアフリカ諸国など世界的には平等に供給されていないとも指摘し、「ワクチンは世界の公共財と捉えなければならない」と訴えました。

国連の安全保障理事会は先月、加盟国に対し、ワクチンを共同購入して公平に分配する国際的枠組み、COVAXへの資金提供を呼びかけています。