線状降水帯の発生で記録的な大雨となった山口県。美祢市では行方不明者の捜索が続いています。

線状降水帯が発生し、各地で猛烈な雨を観測した山口県では、これまでに1人の死亡が確認されています。

美祢市東厚保町では、軽乗用車を運転していた1人が行方不明となっていて、警察は捜索を続けていますが、今のところ手掛かりは見つかっていません。

まだ県内の被害の全容はわかっていませんが、2日午後5時半までに一部損壊が1棟、床上浸水が172棟、床下浸水が152棟の被害が報告されています。

また下関市では粟野川の氾濫で、浄水場に濁流が押し寄せた影響で、角島、神田、阿川の3つの地区で、およそ1470世帯で断水となっています。

山口県内のJR在来線は点検などのため、2日も終日ほぼ全線で運転見合わせとなりました。

山陽線は3日始発から、岩徳線や山口線などは3日午後以降に運転再開の見込みですが、美祢線と、山陰線の長門市駅と小串駅の間は被害が大きく、復旧の見込みは立っていません。（4日からバスでの代行輸送）