演劇など収入減…文化芸術団体が窮状訴え
新型コロナウイルスが多くの分野で影響を及ぼしている中、コンサートや演劇などの分野では著しく収入が落ち込んでいるなどとして、文化芸術団体が窮状を訴えました。
音楽や演劇、映画など22団体で構成する「文化芸術推進フォーラム」は、公演の中止や観客収容人数の規制などから入場料収入が大幅に減ったことにより、去年1年間の損失額は、推定でおよそ5000億円にのぼったと発表しました。
前年と比べ、音楽や舞台芸術などの実演芸術の分野では79.3%の減少と大幅に落ち込んでいます。文化芸術推進フォーラムは、「全産業でみると減少率は10%前後のところ(文化芸術分野は)著しい減収が続いている」として、緊急事態宣言解除後、入場規制を緩和することや、公的支援の追加などを訴えています。