収入減の医療機関“政府支援”を強調 菅氏
25日の国会で菅総理大臣は、新型コロナウイルスの患者を受け入れ、収入が減少した医療機関について政府が支援する考えを強調しました。
立憲民主党・長妻昭議員「クラスターが万が一発生したときは経営が破綻しないように、これは国が全部ちゃんと見ると、そのメッセージがぜひ欲しいんですよ」
菅総理「コロナ患者を受け入れてくれる医療機関がそうした減収とかですね、そうしたことはならないようにすることは、これは政府が補償したい」
菅総理は医療機関の減収分を「政府が補償したい」と答弁しましたが、その後の質疑では「補償」という言葉は避け、「減収になるようなことはさせないということだ」などと答弁を修正しました。
一方、新型コロナウイルス対策のための特別措置法などの改正案について、26日、与野党の修正協議が行われます。野党側が反発しているのは特措法改正案に盛り込まれている、営業時間の短縮要請に従わなかった飲食店への過料や、感染症法改正案の、入院を拒否した患者への懲役刑などです。
ただ、自民党幹部も「懲役刑を削除することになるだろう」と話していて、修正に柔軟な姿勢を示すことで来月初旬の改正案成立をはかりたい考えです。