コロナ禍で…ゴキブリ“活発”掃除のコツは
今年は、できれば見たくないゴキブリの駆除の依頼が増えているといいます。その理由の1つが、新型コロナウイルスだということです。駆除のプロが教える家庭の掃除のポイントとは。
春、新たな“出会い”の季節なのですが…。春は、できれば“出会いたくない”アレが動き始める季節でもあるのです。
暖かくなると活発になる“ゴキブリ”を駆除する業者の男性に、イヤ~なゴキブリと出会わないためのポイントを、番組スタッフの家で教えてもらいました。
まず、プロが真っ先に見る場所は――
クリーン計画プロープル 施工部長・引田徹さん「台所は、えさ場ですね」
キッチンや洗面所など水回りです。侵入経路となりやすいのが、シンクの下などにある“穴”。
クリーン計画プロープル・引田さん「穴が、ゴキブリが上がってきやすい場所になる。しっかり予防しないと」
いかに屋外からの侵入を防げるかが、ポイントだといいます。また、家電と壁の隙間などに卵を見つけたら、大量発生のサインだということです。
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この春、悩みを抱える人は増えているようです。
ゴキブリ駆除を行う「ダスキン」では、去年に比べ3割ほど問い合わせが増えているといいます。そのワケは――
ダスキン ターミニックス事業部・黒田康孝マネジャー「コロナ禍で在宅の時間がかなり増えて、どうしても(ゴキブリと)遭遇する確率が上がってしまうのではないかなと」
新型コロナの影響だというのです。また、別の駆除業者は、暖房を使う機会が増え、ゴキブリに快適な環境ができているといいます。
さらに――
ダスキン・黒田マネジャー「段ボールですが、格好の隠れ家として(ゴキブリに)好まれる」
通販などの利用が増え、たまりがちな段ボール。実は、ここもゴキブリが好む場所なのです。
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ゴキブリを自力で退治しようとする人もいます。
都内のホームセンターでは、防虫・殺虫関連の商品の売り上げが前年比2割増。中でも好調なのがゴキブリ関連で、直接吹きかけるスプレータイプや、置き型の商品が人気だといいます。
DCM株式会社広報CSR室・佐藤義一マネジャー「コロナ禍でおうち時間が増えたことで、食事をする回数が増えてゴミが増えたのと」
雑食で知られるゴキブリ。背景の1つに、家での食事が増えると生ゴミも多くたまるため、対策する人が増えているというのです。
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おうち時間増加で人気の商品も。6畳なら4回、部屋の広さに合わせプッシュするだけという、KINCHOが去年販売を開始したゴキブリ駆除商品です。
KINCHO・笹岡加奈子さん「プッシュ後に、部屋の中にいて大丈夫。燻煙(くんえん)剤の高い効き目はそのままに、もっと簡単に手軽に駆除はできないかと」
最大の特徴は、従来の煙をたくタイプと違い、使用後も室内にいられること。低刺激で子どもがいる家庭でも使えて、年間の販売目標を3か月で達成したということです。