福島第一原発、原子炉への注水量を増加
東京電力は、先月13日の地震以降、格納容器の水位低下が続いていた福島第一原発1号機で、原子炉への注水量を1時間あたり3トンから4トンに増やしたと発表しました。
福島第一原発1号機の格納容器内部では、溶け落ちた核燃料を冷やすため水をかけ続け水位を一定に保っていますが、先月13日の地震以降、通常は格納容器の底からおよそ2メートルの位置にある水位が1メートルに低下していました。
このため、東京電力は22日の夜から注水量を1時間あたり3トンから4トンに増やしたということです。注水に使う水は循環させて使うため、汚染水が増えることはないとしています。
23日午前9時時点で、水位は上昇を続けているということです。