柏崎刈羽原発“核燃料の装填”当分の間保留
原子力規制委員会は、再稼働を目指す新潟県にある東京電力柏崎刈羽原発での核燃料の装填に必要な手続きを当分の間、保留することを決めました。
新潟県にある東京電力の柏崎刈羽原発では、テロ対策などのために不正侵入を防止する検知設備が壊れ、去年3月以降、複数の場所で30日以上不正な侵入を検知できない状態が続いていました。この問題を受け、原子力規制委員会は柏崎刈羽原発7号機の核燃料を原子炉に入れる作業についての必要な手続きを、当分の間保留することを決めました。
7号機では、再稼働に必要な国による一連の審査手続きが終了し、東京電力による使用前の検査が行われています。今後、追加の検査を行い、一連の問題の原因が解明されるまで作業ができなくなります。