河井克行被告“現金配った背景”語る
衆議院議員で元法務大臣の河井克行被告が、被告人質問で、「妻をいわばダシにしてお金を差し上げてしまった」と述べました。
24日の被告人質問で克行被告は、広島県の地元議員に現金を渡した背景などを説明しました。無派閥だったことなどから、地元の政界で「孤独感、疎外感」「仲間作りをしていきたい」という思いがあり、相談した先輩議員から地元議員への献金を勧められたと述べました。
そして、統一地方選挙に関連して地元議員に「陣中見舞いとか当選祝いという趣旨で渡す」「抵抗なく受け取っていただけるのではないか、そういう意味では絶好の機会だと思った」と話しました。
妻の案里元議員を当選させたい思いは「心にあった」としましたが、あくまで自らの「政治的な思惑」によるもので、「妻をいわばダシにしてお金を差し上げてしまった」と述べました。