克行被告 現金“票取りまとめ”趣旨ない
衆議院議員で元法相の河井克行被告が、被告人質問で、陣営スタッフに渡した現金の趣旨は給与や党勢拡大活動の報酬であり、票の取りまとめを依頼する趣旨は「ありません」と述べました。
25日、辞職願を提出した河井克行被告は26日、議員バッジをつけずに出廷しました。被告人質問では、陣営スタッフ3人に渡した現金の趣旨について、自由民主党広島県参議院選挙区第7支部の職員としての給与や、党勢拡大活動の報酬だと述べました。
また、弁護側から、現金を渡す上で妻の河井案里元議員の当選に有利になるよう票の取りまとめを依頼する気持ちはあったかと問われると、間を置かずに「ありません」と答え、否定しました。
さらに、スタッフの1人が現金の受け取りを拒否したと証言したことについては、小さく笑った後、「全く事実じゃないです。すごく嬉しそうな顔してらっしゃいましたね」「『私いいんですか?もらっていいんですか?』とか言ってました」と述べ、真っ向から反論する場面もありました。