河井克行元法相、議員辞職願を提出
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おととしの参議院選挙をめぐる公職選挙法違反の罪に問われている衆議院議員で元法務大臣の河井克行被告は25日午後、議員辞職願を提出しました。
河井克行被告は25日午後、議員辞職願を大島衆議院議長宛てに提出しました。来週に開かれる予定の衆議院本会議で、辞職が認められる見通しです。
河井被告はコメントを発表し、「私の行為によって深刻な政治不信を招いたことを真摯に反省しております。かくなる事態を招いた責任を取るため、衆議院議員の職を辞することとしました」と説明しました。
また、「皆様の信頼を裏切ってしまったこと、万死に値すると考えます。お金で人の心を『買える』と考えた自らの品性の下劣さに恥じ入るばかりです」とした上で、裁判の場で説明責任を果たしていく考えを示しました。
河井被告の辞職に伴う衆議院・広島3区の補欠選挙は、衆議院議員の任期満了が10月に迫っていることから、公職選挙法の規定により行われません。