ラーメン店の名物看板が引退…そのワケは?
富山市のラーメン店にある“町の名物”。それが「ダルマ看板」です。富山市で20年続く「ダルマヤラーメン」のまさに“顔”として店を見守ってきましたが、実は、満身創痍(そうい)の状態だといいます。
そのワケは今年1月、富山県を襲った記録的な大雪。積もった雪の重みで頭の部分が破れてしまったのです。
ダルマヤラーメン3代目・大房竜己さん「ショックでしたよ、ずっと大事にされてきたものだったので」
修理も考えたといいますが、傷みは激しく、取り換えを決断しました。
ダルマの最後の姿を見ようと常連客の姿も…。
常連客「急きょ、仕事をキャンセルして(見に来ました)。もうなんか悲しいですね」
大房さん「寂しいですね」
常連客「寂しい…」
大房さん「泣けますよね」
作業を始めて約20分。店を見守り続けてきたダルマが、その役目を終えました。
今回引退したのは、約10年前に設置された2代目の看板。店は再びダルマの看板を掲げたいといいます。
大房さん「僕も3代目なので、一緒に地域から愛されるような(看板)3代目になってほしいし、自分もなりたい」
そして29日、店には3代目となるダルマ看板が登場。これからも町の名物として店を見守り続けていきます。