ロボット使った設備点検…山や離島の中継所“早期復旧”へ 国交省検証
山や離島などの無線中継所などを早く復旧できるよう、国土交通省はロボットを使った設備点検の検証を始めました。
公開されたのは、災害時の通信拠点となる山間部の無線中継所などで障害が発生したことを想定し、ロボットが電源の切り替え操作を行って原因を探るテストです。
通常、障害が発生した場合、技術者が現地で確認した後に修理を行うため、復旧まで時間がかかりますが、ロボットがリアルタイムで遠隔で確認することで人手が少なくてすみ、迅速化も期待できるといいます。
また、山間部の雨量をはかるレーダーなどに、大雪や台風による道路の通行止めで作業員が行けない場合も対応可能になるとしています。
国交省は、実用化に向け、今年度中に山岳地での検証を行う予定です。