都の担当者“GW前に急拡大の可能性も”
新型コロナウイルスの感染拡大に伴うまん延防止等重点措置が続く東京都内で、2度目の緊急事態宣言解除後、最多となる729人の感染が確認されました。
東京都内の新たな感染者は、10歳未満から90代までの729人で、700人を超えるのは2月4日以来となり、2度目の緊急事態宣言解除後では、最も多くなりました。
感染経路別では、家庭内感染が148人で最も多く、次いで、職場内感染が46人でした。都の担当者は、「感染拡大が続いていて、今のペースでいくとGW前の来週、再来週に急拡大する可能性がある」と警戒感を示しています。
また、60代から90代の9人の死亡も確認され、都内の死者は1828人となりました。
一方、10歳未満から90代までの68人が、関西で流行する感染力の強い「N501Y」変異株に感染していました。
このうち2人は、変異株の集団感染が発生した都内の病院の患者と職員で、この病院の変異株クラスターは18人となりました。都内の変異株の感染者は476人となり、今月に入り増加しています。
東京都の小池知事は、関西で流行する感染力が強い変異株が都内でも拡大していることから、徹底した人流の抑え込みが必要だとして、「医療従事者のエッセンシャルワーカーなど、必要な方を除いて東京には来ないで欲しい。テレワークを徹底して欲しい」と強く呼びかけました。
また、企業に対して、GWとつながる平日は、従業員に有給休暇を取らせるよう求めました。