コロナ禍の影響も… 増える“睡眠の悩み”
自粛生活が長引く中、睡眠の悩みを訴える人もいるようです。眠りが浅い、寝付きが悪いという人などに向けた商品や新しいサービスが続々、登場しています。
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寝具メーカーの西川が今月、新たな取り組みを始めました。
日本橋 西川 スリープアドバイザー 鷹栖実さん
「非接触の状態で、カメラで正面の写真、横向きの写真を撮影、そこからマットレスと枕の高さを測定」
コロナ禍で接触を気にする人もいるため、お客さんに触れずに写真を撮影するだけでオーダーメードの枕などが作れるというもの。
番組スタッフを測定してみました。
日本橋 西川 スリープアドバイザー 鷹栖実さん
「撮影したデータをもとに枕の高さが数値化されまして、お客さまにおすすめの高さは低めの枕ですね」
正面だけでなく、横向きになったときもちょうど良い高さになるよう調整されているといいます。(&Freeオーダーまくら 2万7500円~)
日本橋 西川 スリープアドバイザー 鷹栖実さん
「新型コロナウイルスの影響で、睡眠の質が下がっている人が増えた。睡眠の質を上げるために寝具を見直す方が増えている」
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睡眠については街の人からも…
20代女性・会社員
「コロナ禍になってからは家にこもることが増えた。休日はずっと寝てるので、夜、逆に寝られなかったりして」
一方で、暖かくなってきた春ならではの睡眠の悩みも…
20代男性・会社員
「暖かいので、眠たくなったりします」
20代女性・会社員「昼間ちょっと眠くなって、仕事中とかも眠いなとあくびしちゃうことあります」
さまざまな理由で睡眠を上手にとれていない人も多くいました。
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そして、先月、原宿にリニューアルオープンしたのは、飲料食品メーカーが運営する、その名も「睡眠カフェ」。
新しく設置された睡眠スペースに案内されると、まず出てきたのはコーヒー。店側によると、15分程度の睡眠の前にカフェイン入りのコーヒーを飲むと、すっきり目覚められるといいます。(30分 825円 コーヒー1杯付き)
そして、併設のカフェには、専門家監修のもと作られた睡眠の質向上を目指したメニューも…(監修:広島大学 林光緒教授)
ネスレ日本・広報 小川直子さん
「良質な睡眠のためにはコーヒーだけではなくて、生活リズムを整えること、あとは食事など、総合的なアプローチが必要だと思っております」
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安眠のため、お金をかけずできるちょっとした工夫もあります。
せたがや内科・神経内科クリニック 久手堅司院長
「寝る寸前までスマホやパソコンをやっていると、脳が覚醒するといわれていますので、寝る前の1~2時間は電子機器を使わないようにしていただいて。お風呂に入ると体の中の深部体温が0.6℃~1.0℃くらい上がるといわれていて、大体90分くらいかけてゆっくり下がってくるんですけど、その(体温が)下がるタイミングでふとんに入っていただく」
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コロナ禍で迎えた新年度。環境が変化する中、睡眠の見直しも必要かもしれません。