瀬戸内に春の訪れ~高松市でサワラの初セリ
瀬戸内に春の訪れを告げるサワラ漁が解禁され、22日朝、香川県高松市の市場で、初セリが行われました。
午前5時半。高松市中央卸売市場では、水揚げされたばかりのサワラが初セリにかけられました。並んだのは3キロから7キロの、まるまると太ったサワラおよそ3500本です。
瀬戸内海のサワラの漁獲量は、乱獲の影響で一時、激減していましたが、稚魚の放流などに取り組んだ結果、ここ数年で回復しています。
今年の最高値は、ご祝儀相場で1キロ2万8000円と、記録が残る2007年以降では最も高くなりました。
香川県魚市場近海課・柴野将海課長「めっちゃ高くつきました、今年は。最後は安くなりました。一般の人に食べやすい、買いやすい金額になったと思います」
旬を迎えるサワラは、来月上旬までは多く水揚げされ、価格も手ごろに楽しめるということです。