NYダウ「雇用予想以上に回復」最高値更新
5日のニューヨーク株式市場は、雇用が予想以上に回復していることから幅広い銘柄が買われ、ダウ平均株価は、過去最高値を更新して取引を終えました。
5日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は先週末比373ドル98セント高い3万3527ドル19セントと過去最高値を更新して取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も225.49ポイント上げて、1万3705.59で取引を終えています。
先週発表された3月の雇用統計で、農業部門を除いた就業者数が大幅に増加するなど、雇用回復のペースが加速していることがわかりました。ワクチンの普及も加速していて、市場では今後さらに雇用が増え景気回復が進むとの見方が広がり、この日は、消費関連銘柄が大きく買われました。
また、長期金利の上昇が落ち着いたことを受け、これまで割高感から売られていた主力ハイテク株にも買いが入り、ダウの構成銘柄は、ほぼ全面高となり、ダウ平均は370ドル高で過去最高値を更新しました。
市場関係者は、「各地でワクチン接種の対象年齢が引き下げられるなど、順調に普及していることを受け、今月は景気回復を期待する買いが入り、株価が大きく上昇する可能性がある」と話しています。