脱線事故16年 慰霊式中止…遺族ら祈り
JR福知山線の脱線衝突事故から25日で16年です。追悼慰霊式は新型コロナの影響で2年連続の中止となり、遺族らはそれぞれの場所で、追悼の祈りをささげました。
2005年、JR福知山線の快速電車が脱線し、マンションに衝突、乗客106人が死亡し、562人が重軽傷を負いました。
JRは4月25日に行ってきた追悼慰霊式を、新型コロナの影響で、去年に続き、今年も中止としました。2年連続で式典が中止となったものの、事故現場に訪れ、家族に思いを寄せる遺族の姿もありました。
二男を亡くした上田弘志さん「あっという間の16年、JR西日本の16年ってどんな16年やったんかなと」
2両目で重傷を負った土田佐美さん「あの日のことを思い出すと、すぐこの前のような感覚でよみがえってくる」
今年は事故現場の様子が自宅でも見られるようインターネット配信され、遺族らはそれぞれの場所で静かに祈りをささげました。