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2021年5月25日 5:00

“スーパームーンの皆既月食”どこで見る?

“スーパームーンの皆既月食”どこで見る?
(c)NNN

26日(水)の夕方から、日本でも「皆既月食」を観察することができます。日本で「皆既月食」が見られるのは2018年7月以来、3年ぶりのことです。さらに、この日の満月は地球に一番距離が近く、もっとも大きく見える満月“スーパームーン”。

皆既月食とスーパームーンのタイミングが重なるのは珍しく、1997年9月17日以来24年ぶりのことで、今回を逃すと次のタイミングは12年後、2033年の10月になります。西日本~東海地方では早くに梅雨入りし、当日の天気が心配ですが、どの辺りで見られるのでしょうか。

■赤銅色…そもそも皆既月食とは?

皆既月食とは、太陽と月の間を地球が通過する時に、地球の影によって月が暗くなる現象のことです。月に届くはずだった太陽の光を地球が遮るため、地球の影によって月が欠けたように見えたり、暗く見えたりします。

皆既月食というと、月が真っ暗になるイメージを持っている方もいるかもしれませんが、実際は「赤銅色(しゃくどういろ)」という赤黒い感じの色に見えます。これは、地球の大気によって太陽の光が屈折し、遠くまで届きやすい「赤い光」のみが月を照らすことで赤黒く見えるのです。

大気中の塵が少ないと、通り抜ける光の量が多くなるので明るいオレンジになることもありますが、逆に塵が多いと、黒っぽさが増すことになります。

■何時ごろに見られる?

各地で月の出の時刻は違いますが、午後6時45分ごろ、月が欠けて見える「部分食」が始まり、すっぽりと影に入る「皆既食」の始まりは午後8時09分、食の最大は午後8時18分。その後、28分には皆既食が終わります。そして、午後9時52分には部分食も終わり、普段の明るい満月に戻ります。

~月食の時間~
(1)部分食の始まり…午後6時45分
(2)皆既食の始まり…午後8時09分
(3)皆既食の最大…午後8時18分
(4)皆既食の終わり…午後8時28分
(5)部分食の終わり…午後9時52分

地域によって月の出の時間が違うため、関東から北日本の太平洋側を除いた地域では、欠けた状態の月が昇ってくる「月出帯食(げっしゅつたいしょく)」となります。

関東や東北の太平洋側などでは、部分食の始まりよりも早く月が見え始めるので、月が欠けていく様子をはじめから観察することができます。

~各地の月の出~
札幌・・・・午後6時53分ごろ
仙台・・・・午後6時41分ごろ
金沢・・・・午後6時54分ごろ
東京・・・・午後6時39分ごろ
名古屋・・・午後6時50分ごろ
大阪・・・・午後6時55分ごろ
福岡・・・・午後7時13分ごろ
那覇・・・・午後7時09分ごろ

■26日(水)の各地の天気は?

26日(水)は、すでに梅雨入りしている西日本から東海地方でも、梅雨前線が南下するため梅雨の晴れ間となり、広い範囲で観察のチャンスがありそうです。ただし、九州や沖縄地方では梅雨前線の影響で雲が広がるため、観測は難しそうです。肉眼でも楽しむことができますので、ぜひ空を見上げて観察を楽しんでみてください。


※月の画像は国立天文台より