台風時期を前に…多摩川で“氾濫”想定し大規模訓練
台風や集中豪雨が増える時期を前に、東京消防庁などが、多摩川が氾濫したとの想定で大規模な訓練を行いました。
訓練は21日午前、東京・国立市で集中豪雨により多摩川が氾濫したとの想定で行われ、東京消防庁の隊員や地元の消防団員らおよそ500人が参加しました。
訓練では、堤防の決壊による増水で逃げ遅れた人をドローンを使って捜索し、上空からヘリコプターで救助したほか、土砂崩れ現場では災害救助犬を投入し倒壊した家屋に取り残された人を救出しました。
また、地元の住民も参加しプランターなどの身近なものを使って簡易的に浸水を防ぐ方法を学んでいました。
東京消防庁の清水洋文消防総監は「激甚化する自然災害への対応力を一層高めていきたい」としています。