軽トラック荷台で子育て、5羽のヒナ 京都
目を閉じていたり、口を開けていたりするヒナがいるのは…。実は、軽トラックの荷台の隙間。軽トラックは、京都府南丹市が所有する公用車。
先週、市の職員が荷台にたまった水を捨てようとしたところ見つけたといいます。
南丹市農山村振興課・片山正人課長「草か何か詰まっているのかゴミかと思っていたら、よく見たら鳥のヒナでした」
ちょっと変わった場所で子育てをしているのは、胸から腹にかけての黄色が特徴のキセキレイ。キセキレイはセキレイの仲間で、水辺に多く見られる鳥だといいます。
エサを運んでいるのでしょうか、せっせと軽トラックへ向かうキセキレイ。巣には、5羽のヒナが確認されています。
片山正人課長「いろんな縁が結んだ奇跡かなと思ってます」
キセキレイが、車の荷台に巣をつくるのは極めて珍しいといいます。市では、ヒナが巣立つまでこの車を使用せず、温かく見守るということです。