“階段崩落”施工業者の物件 調査結果公表
今年4月、東京・八王子市のアパートの階段が崩れ落ち、住人の女性が死亡した事故で、国土交通省は同じ建設会社や代表者などが施工した他のアパートの現地調査の結果を公表しました。
この事故は今年4月、八王子市のアパートで外階段の一部が崩れ落ち、階段を上っていた女性が落下して死亡したもので、警視庁は先月2日、アパートを施工した神奈川県相模原市の「則武地所」などを業務上過失致死の疑いで家宅捜索しています。
国土交通省は、「則武地所」が施工した他のアパートについて、自治体に現地調査を要請していましたが、「則武地所」の社長や前社長など個人の名前で建築確認手続きが行われたアパートも追加した合計241件を調査した結果、外階段の接合部分が腐食するなどの劣化は八王子市で5件、神奈川・厚木市で1件、確認されたということです。この6件については、階段を支える仮の柱の設置など安全対策が進められています。
またそれ以外の物件についても、所有者に対し、建築士などによる詳細な調査や必要な改修工事などを求めるよう、自治体に要請していくということです。