これまで少雨の傾向が続いていた沖縄では、６月中旬にかけて、雨が降りやすくなるでしょう。九州から関東にかけては、６月中旬以降、例年同様に、くもりや雨の日が多くなりそうです。気温は北日本や関東で高めとなるでしょう。

５月の梅雨前線は、例年より北上して停滞することが多く、沖縄は雨が降らなくなり、一方で、九州から東海は雨が多く、記録的に早い梅雨入りとなりました。今後、６月中旬にかけての梅雨前線は、これまでより南下して、九州や四国の南の海上に停滞することが多いとみられます。

沖縄・奄美では前線や湿った空気の影響を受けて、まとまった雨の降る日がありそうです。九州から関東は、６月上旬は雨の日は少ないとみられますが、６月中旬以降は、平年と同じように、くもりや雨の日が多くなる見込みです。東北や北海道では、６月中旬にかけて天気は数日の周期で変化するでしょう。気温は、北日本や関東などで例年よりも高めとなるでしょう。特に、６月上旬は、北日本でかなり高くなりそうです。

今後の梅雨前線の動向は、不確実な面もありますが、６月中旬にかけて、関東、北陸、東北も梅雨入りとなりそうです。また、６月下旬以降は、沖縄で梅雨があける可能性があります。

●１か月予報（６月５日から７月４日までのまとめ）
《気温の予想》
北日本：　　平年より高い確率５０％
東日本：　　平年より高い確率４０％
西日本：　　平年より高い確率４０％
沖縄・奄美：平年より高い確率６０％

《降水量の予想》
北日本：　　平年並みの確率４０％
東日本：　　平年より少ない確率４０％
西日本：　　平年より少ない確率４０％
沖縄・奄美：平年より多い確率５０％

《日照時間の予想》
北日本：　　平年より少ない確率４０％
東日本：　　平年より多い確率４０％
西日本：　　平年より多い確率４０％
沖縄・奄美：平年より少ない確率４０％