新型コロナウイルスの影響により、ほとんどの文化芸術の団体で、２０２０年の収入が、前年より５０％以上減少していました。

「文化芸術推進フォーラム」が、２３の構成団体と、その傘下の団体に調査したところ、２０２０年の収入は、およそ８割の団体で、前の年より５０％以上減少していました。

特に、「劇場」でマイナス７０％、Ｊポップなどの「ポピュラー音楽」でマイナス７９％と減少率が大きく、「ポピュラー音楽」はフェスなど、大規模ライブイベントの多くが中止となった影響が大きいということです。

多くの団体や芸術家が、政府の支援策を利用していますが、中には、職員解雇やスタジオ閉鎖などで活動の再開が困難な状況に陥っている団体などもあるということです。「文化芸術推進フォーラム」は、業態別、事業規模別など、実態に則した支援をしてほしいなどと訴えています。