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相次ぐ東京五輪パラPV中止…安堵の声も

2021年6月10日 19:43
相次ぐ東京五輪パラPV中止…安堵の声も

東京オリンピックのパブリックビューイングなどを行う、ライブサイトについて、自治体が相次いで中止を決定しています。感染まん延につながる懸念から、周辺住民からは安堵(あんど)の声も聞かれました。

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東京・調布市は、東京オリンピックのパブリックビューイングなどの中止を決定しました。調布市民からは、「あえて人を集めずにいた方が安全だと思う」、「調布はやらなくなりましたと(聞いて)よかったなと思った」といった“安堵の声”が聞かれました。

市民の間で感染まん延への強い不安感が広がっていることや、予定されていた会場のすぐ近くで実施されている、ワクチン接種に支障をきたすという意見が挙がっていたといいます。

都内ではすでに、代々木公園や東京スカイツリーでも、中止が決定されています。2つの市にまたがる井の頭公園は、それぞれの自治体が、中止やイベントの縮小を都に要請しています。

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中止の波は、都外にも広がっています。

千葉県・熊谷知事「ライブサイトについてはですね。我々(千葉県)も開催を取りやめることに致しました」

千葉県は10日、県が予定していたパブリックビューイング全てを中止すると発表しました。会場の予定地だった公園の近くに住む人は「コロナが収まってない中で、どのくらい人が集まるかとか、ちょっと怖かったですね」と話していました。

千葉県・熊谷知事は「新型コロナウイルスの感染の中で、(ライブサイトの)事業目的を達成することは、そもそもできないであろうと。オンラインでできることを私たちとしては模索していきたい」と述べました。

さらに、茨城県や埼玉県も、すでに中止を決定しています。都が設置する会場について、小池都知事は─。

小池都知事「まぁいろいろ、地域によってのご要望がございます。組織委員会との共同開催ということになりますので、その中での調整、準備ということになろうかと思います」

オリンピック開会式まで、残り43日です。