IOCコーツ調整委員長が来日 最終準備へ
東京オリンピック開幕まで38日となった15日、東京大会の準備状況を監督するIOC(=国際オリンピック委員会)のコーツ調整委員長が来日しました。
IOCのコーツ調整委員長は15日午前5時半ごろ、オーストラリアのシドニーから羽田空港に到着し、1時間ほど新型コロナウイルスの検査を受けた後、報道陣の前に姿をあらわしました。
そのまま宿泊先の都内のホテルに直行したコーツ委員長は、18日までホテルで隔離生活を行った後、行動ルールに従いながら開幕に向けて最終準備を進めることになります。
国内観客の上限は緊急事態宣言が明ける今月21日以降に決まる見通しですが、ロイター通信によりますと、コーツ委員長は先週、記者団に「私も選手たちも観客を見たいと思う」と述べた上で、「日本政府が観客の上限を決めるが会場ごとに異なると思う。全て同じ割合ではないだろう」との見解を示しています。
コーツ委員長をめぐっては先月、緊急事態宣言が出ていても大会を開催するとの発言が波紋を広げていました。