都コロナ分析会議“リバウンドリスク高い”
東京都は、新型コロナの分析会議を開き、専門家は、5週連続で繁華街の人出が増加し、感染者数は下げ止まっていることから、「リバウンドのリスクが高まっている」と危機感を示しました。
国立国際医療研究センター・大曲貴夫医師
「新規陽性者数は下げ止まっております。新規陽性者数の増加比が今後、100%を超えることが強く懸念される」
東京iCDC専門家ボード・賀来満夫座長
「都内主要繁華街の滞留人口は、5週連続で増加しており、宣言前の水準に戻りつつあります。リバウンドのリスクが高まっており、人流増加を徹底して防ぐ必要があります」
都内の感染者の7日間平均は、先週のおよそ389人から376人とほぼ横ばいで、高い水準のまま下げ止まっています。増加比もおよそ97%にまで上昇しており、専門家は、今後、感染拡大を示す100%を超えることに懸念を示しました。
また、都内の繁華街では、GW後、5週連続で人出が増加し、専門家は変異株の影響も踏まえ、「リバウンドのリスクが高まっている」と警鐘を鳴らし、「人流増加を徹底して防ぐ必要がある」と強く指摘しました。
小池知事は、「感染者が下げ止まり、予断を許さない状況だ」と述べ、まん延防止等重点措置に移行後の措置について、政府と詰めの調整を続けています。