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夫婦別姓当事者は?最高裁2度目憲法判断へ

2021年6月23日 12:22
夫婦別姓当事者は?最高裁2度目憲法判断へ

夫婦別姓をめぐり、最高裁は23日午後、憲法判断を示す見通しです。最高裁の決定を待つ、当事者の事実婚の夫婦が心境を語りました。

東京都内の3組の事実婚の夫婦は、市役所などに夫婦別姓を希望する婚姻届を出し、不受理となったことから、受理を求め審判を申し立てていました。

1審、2審ともに主張は認められませんでしたが、最高裁大法廷は23日午後、決定を出し、夫婦別姓を認めない現在の民法や戸籍法の規定が、憲法に違反するかどうか、判断を示す見通しです。

最高裁の決定を待つ、今回の当事者の事実婚の夫婦。「夫婦で名字を別にしたい」と考え、婚姻届を記入する際、結婚後の名字を選択する「婚姻後の夫婦の氏」の欄に「夫の氏」と「妻の氏」の両方にチェックを入れ提出しましたが、受理されませんでした。

夫婦別姓希望の事実婚夫婦・真島幸乃さん(仮名・40代)
「(夫婦別姓を認めない)規定がおかしいというふうにアクションを起こすことで変わっていくのであればと思って。自分が自分の名前でいることって、本来『何でなの?』と聞かれることでもなく、当たり前のことだと思うんですね」

夫婦別姓希望の事実婚夫婦・有本信さん(仮名・40代)
「様々な家族とか夫婦のあり方を認めてくれてもいいのではないか」

夫婦別姓をめぐっては、最高裁大法廷が2015年に民法の規定は憲法違反に当たらないと判断していました。