希望をすれば結婚前の姓を名乗れる選択的夫婦別姓を巡り、自民党は、新たな検討チームを立ち上げました。

自民党は次の衆議院選挙を見据え、選択的夫婦別姓に関する意見を整理する事にしています。しかし、党内では推進派と慎重派がそれぞれ１００人以上参加する議員連盟を結成するなど、意見の大きな隔たりがあります。

推進派・岩屋元防衛相「一人でも多く結婚し、家庭を持ちたいという方の願うがかなう、多様性を包摂する、社会にしたいという思いで、（選択的夫婦別姓）制度を進めたい」

慎重派・山谷元国家公安委員長「権利の拡大と言うよりも、もうちょっと時間軸をとって３世代、４世代後がどうなるのだろうか。日本人の心根の問題としてどう変化していくのか」

座長を務める石原元幹事長は「今後、テーマを絞って論点整理をする」としていますが、意見集約は難航する見通しです。