線状降水帯かかり沖縄本島で大雨 被害も
線状降水帯がかかり、29日未明から大雨となった沖縄本島内では、各地で、土砂崩れや道路の冠水、停電などの被害が相次ぎました。
沖縄本島北部の名護市では、29日午前2時40分までの3時間に、159.5ミリの非常に激しい雨を観測しました。気象庁は午前2時49分に、線状降水帯発生情報を運用開始以来初めて出しました。
北部の東村では山の斜面が崩れて、県道を塞ぎ、通行止めになっているほか、沖縄本島内の各地で道路が冠水し、一部地域では住宅への浸水被害も報告されています。また、沖縄電力によりますと、落雷の影響で一時、沖縄本島内の最大6000戸で停電したということです。
沖縄県内では、土砂災害や浸水の危険が高まっているとして、那覇市や南城市など7つの自治体で、あわせておよそ2万5000世帯、5万9000人近くに大雨警戒レベル4の避難指示が出されています。