里見香奈女流四冠、棋士編入試験を受験の意向 合格すれば女性初の「棋士」へ
将棋で史上初の「女性棋士」誕生にむけて、棋士編入試験が行われます。
日本将棋連盟は28日、女流棋士の里見香奈女流四冠(30)が棋士編入試験を受験する意向であることを発表しました。合格した場合、女性で初めての「棋士」となります。
里見女流四冠は棋士養成機関である「奨励会」で女性で初めて「棋士」の一歩手前の三段まで昇段しましたが、年齢制限のため退会。
その後は女性への将棋普及のために設けられた「棋士」とは別制度の「女流棋士」という立場で活躍していました。
里見女流四冠は「女流棋士」にも参加枠のある棋戦などで「棋士」と対局を行い、先月、規定の成績を収めたため、棋士編入試験の受験資格を得ていました。
里見女流四冠は8月から1か月に1回、若手棋士と対局を行い、5回の対局のうち、3勝すると合格となります。