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将棋の女流棋士 女性として初の棋士編入試験“受験資格”取得

2022年5月27日 22:48
将棋の女流棋士 女性として初の棋士編入試験“受験資格”取得

27日、将棋の女流棋士が、女性として初めて棋士編入試験の受験資格を得ました。

里見香奈女流四冠は、女性として初めて棋士養成機関の奨励会で三段まで昇段しましたが、26歳の年齢制限で退会となり、女性への将棋普及のために設けられた「棋士」とは別制度の「女流棋士」という立場で活躍しています。

棋士になるためには、まず、奨励会に入会して対局を勝ち抜き、四段に昇段する必要がありますが、これまでに奨励会での対局を勝ち抜いて棋士となった女性はいません。

里見女流四冠は、27日の対局に勝利し規定の成績に達したため、女性で初めて棋士編入試験の受験資格を得ました。

里見香奈女流四冠「そういう(受験資格を得る)勝率をあげられたことに関して素直にうれしい。今まで(試験のことを)考えなかったので、考え直したいなと思っています。覚悟もいることですし、大きな決断になると思うので」

受験については明言しなかった里見女流四冠ですが、受験した場合、若手の棋士5人と対局を行い、3勝すると合格。史上初の女性棋士となります。