“強制わいせつ”で書類送検 沖縄・南城市長が会見「無実だ」
公用車の車内で、運転手の女性の胸を触ったなどとして、強制わいせつの疑いで書類送検された沖縄県南城市の古謝景春市長が会見を開き、「無実だ」と主張しました。
この事件は2022年12月、古謝市長が忘年会から帰宅する公用車内で当時、運転手だった女性の胸を触ったなどとされるものです。
警察は今月5日、起訴を求める「厳重処分」の意見を付けて古謝市長を強制わいせつの疑いで書類送検しましたが、市長は8日、会見を開き、あらためて「無実」を主張しました。
沖縄・南城市 古謝景春市長
「絶対触ってないということを警察に言っています。やってません、それは」
「やってないから、それ(辞職)は全然考えてません」
「(Q:任期満了まで務める考え?)はい、しっかり」
「無実を証明するために、いわゆる証人がいっぱいいますから」
会見で市長は辞職する考えがないことも強調しました。
一方、市議会の野党・中立の議員6人は8日、「混乱極まる市政の正常化を急がなければならない」などとして、連名で市長に辞職を求める申し入れ書を提出しました。
元運転手の女性は、市長の送検をうけて、「早く処罰してほしいと願ってきました。受けた被害に加え、その後も加害者からの個人攻撃がなされ、今でも外を歩くのが怖いくらいです」などとするコメントを代理人を通じて出しています。