“即応対処部隊”指揮官 救助の現場語る
静岡県熱海市で発生した土石流の現場に第一陣として駆けつけ、救助活動にあたった東京消防庁・即応対処部隊の指揮官が、現場の状況について語りました。
東京消防庁・即応対処部隊の宮沢裕総括部隊長は、土石流が発生した今月3日から6日までの間、およそ130人の隊員とともに救助活動の先陣として現場に入りました。
東京消防庁・即応対処部隊 宮沢裕総括部隊長
「土砂が堆積していて踏み込むと、一気に腰ぐらいまで潜り込むような状況もございましたので、ここにコンパネという板をしいて建物までアプローチした」
「一刻も早く救出したいという強い思いを持っている隊員たちは、地道な作業については、もっと早くできないかということはあったかと思います」
足場が悪い場所では、状況を把握するためにドローンが役立ったということです。
東京消防庁・即応対処部隊 宮沢裕総括部隊長
「全員を救出するんだという強い思いで入っていますので、(発生から)何日経とうとその強い思いは、各隊員の中に継続されていると思います」
東京消防庁は、引き続き100人規模で安否不明者の救出活動などにあたるということです。