“モデルナアーム”腕が腫れ、かゆみが…
モデルナ社の新型コロナワクチンを接種後、ある症状に悩まされる人がいま相次いでいます。
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4度目の宣言で自粛疲れが聞かれる中、15日、ワクチン接種を巡って動きがありました。
国内では5月に、ファイザーのワクチンの接種対象年齢が16歳以上から12歳以上に引き下げられていますが、モデルナについても、対象年齢を18歳以上から12歳以上に引き下げる方針となったのです。(19日にも決定する見通し)
ただ、このモデルナのワクチン。接種後のある症状に悩まされる人がいま相次いでいます。
日本テレビスタッフ・20代
「副反応が出始めて、きょう朝からすごくかゆくて」
接種から6日後に腕が赤く大きく腫れたのは、日本テレビで働くスタッフ。痛みはありませんが、強いかゆみがあるといいます。
こうしたワクチンの接種後、腕にしばらくたってから現れる症状。モデルナのワクチンで多く確認されていることから、モデルナアームと呼ばれています。
別の女性の場合は…
モデルナアームに悩む女性・40代
「まだ、たまにすごいかゆいとき、波があって、上腕部が全部どこかしら、なんとなくかゆい」
接種から1週間以降に、我慢できないほどのかゆみに悩まされたという女性。3週間以上がたった今でも、かゆみが続いているといいます。
モデルナアームに悩む女性・40代
「来週2回目を打つんですけど、(発熱などより)モデルナアームのほうが怖いですね」
モデルナアームに関して、厚生労働省は調査結果をまとめています。
1回目の接種の9日目以降、ファイザーのワクチンは、赤みやかゆみが出る人が1%以下。しかし、モデルナでは、2%から4%に症状が現れていたということです。
では、症状が出た際、どう対処すればいいのでしょうか。
近畿大学医学部皮膚科 大塚篤司主任教授
「冷やしたりとかですね、あとはかゆみ止め、普通に市販の物を塗っていただいて」
症状が続く場合や、全身に広がる時には、皮膚科を受診してほしいといいます。
また、2回目の接種については…
近畿大学医学部皮膚科 大塚篤司主任教授
「ワクチンの効果を考えると、1回目、皮膚の局所反応が出たとしても、2回目は受けていただいた方がいいです」
ただ、2回目の接種をする際に、モデルナアームの症状が続いている場合には、医師への相談が必要だといいます。
また、2回目の接種後の症状は、1回目より早く、接種翌日や翌々日に現れる可能性があるということです。