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小山田氏“いじめ発言”海外からも厳しい声

2021年7月20日 20:11

新型コロナウイルスの感染が拡大する中、3日後に開会式を迎える東京オリンピック。ここにきて、開会式の一部楽曲を制作していた小山田圭吾氏が19日、辞任しました。小山田氏は、過去に障害者をいじめていたなどと雑誌のインタビューで発言したとして、海外メディアからも厳しい声が聞かれています。

新型コロナウイルス感染の再拡大が懸念される中、20日に行われたのはIOC(=国際オリンピック委員会)の総会。

IOC・バッハ会長「ついにここ東京まできました。まさに日本にとって輝くべき時であります」

バッハ会長は“オリンピックという夢が実現する”“世界中が日本国民を称賛するだろう”などと話しました。史上初の大会延期など紆余曲折を経た東京オリンピックですが、ここにきて、また“問題”が。

過去に障害者をいじめていたなどと雑誌のインタビューで発言し問題視されていた小山田圭吾氏。開会式の一部楽曲を制作していましたが、19日に辞任しました。

小池知事「もともと、大会が多様性と調和ということを理念としてあげている。その観点からも人権に配慮した大会にすべきと考えています」

丸川五輪担当相「大会の精神というものがしっかりと共有されるように努力してまいりたい」

辞任について小山田氏は――「様々な方への配慮に欠けていたと痛感しております。この度は誠に申し訳ございませんでした」

また、海外メディアからは…。

スペインのラジオ局「RTVE」ジャーナリスト「私なら彼とは仕事をしません。(開会が近いので)辞任の話はすぐに終わりにして、これからはオリンピックや競技の話に集中できればと思います」

組織委員会は小山田氏の楽曲については一切使用しないことを明らかにしています。