東京都内の人出 今回の宣言前と比べ増加も
東京都内では28日、新型コロナウイルスの新たな感染者が初めて3000人を超えました。都内の28日の人出は先週と比べるとほとんどのところで減少したものの、今回の緊急事態宣言前と比べると増加する地点もみられます。
都内の感染者は28日、過去最多の3177人が確認されました。
50代会社員「緊急事態宣言を出していても海外から人は来るし、見に来るなと言っても。人はいっぱい出歩いていますし、(東京五輪・パラと)関連が全くないとは考えてはいない」「コロナに慣れてきている感じがあって、たぶん出社が減っていないんだと思う」
携帯電話の位置情報の解析によりますと、28日午後9時台の都内の人出は、1週間前と比べると池袋駅でプラス22.4パーセントとなった一方、原宿駅ではマイナス13.5パーセントとなるなど、データが公開されている22の地点のうち19地点で減少しました。
一方、4度目の緊急事態宣言が出される直前の今月7日と比べると、池袋駅でプラス30.2パーセント、原宿駅でプラス16.5パーセントとなるなど、半数の地点で増加がみられ、緊急事態宣言でも人出が大きく減っていない状況です。