6月の有効求人倍率 約1年前と同水準に
今年6月の有効求人倍率は1.13倍と前の月より上昇し、およそ1年前と同じ水準に回復しました。
厚生労働省によりますと、仕事を探す人1人に対して求人がいくつあるかを示す6月の有効求人倍率は1.13倍でした。前の月より0.04ポイント上昇し、およそ1年前と同じ水準に回復しました。
求人数が前の月から変動しなかった一方、有効求職者数が3.6パーセント減少したためで、背景には、新型コロナのワクチン接種が進み、接種後に就職活動を行おうとする人や経済活動が活発になり、求人が増えることに期待し様子をみている人がいることがあるとみられます。
厚労省は、ワクチン接種が進む一方で、感染者が増加しているため、今後の動きに注視していくとしています。
一方、総務省統計局によりますと6月の完全失業率は前の月より0.1ポイント改善し2.9パーセントでした。女性は横ばいでしたが、男性が0.1ポイント改善しています。