総務省が２９日に発表した５月の完全失業率は、前の月に比べ０．２ポイント上昇し、３．０％となりました。悪化は２か月連続です。

総務省が２９日に発表した５月の完全失業率は、前の月に比べ０．２ポイント上昇し、３．０％となりました。悪化は２か月連続です。また、完全失業者数は前の年の同じ月に比べ１３万人増加し、２１１万人と１６か月連続で増加しています。

一方、厚生労働省によりますと、仕事を探す人１人に対して求人がいくつあるかを示す５月の有効求人倍率は１．０９倍で、前の月と同じ水準でした。新規の求職申込件数が前の月より１１．７％減少していて、背景には、新型コロナウイルスの影響で先行きが不透明なことや、変異ウイルスで感染防止のため求職活動を控える動きがあったためとみられます。

厚生労働省は、６月は緊急事態宣言が解除され、ワクチンの接種が加速していることから、今後の動向に注視していくとしています。